春のシーバスは初心者でも簡単に釣れる。バチ抜けパターンを解説。
もうすぐ春かあ。そろそろバチ抜けパターン始まりますね。
ふう。産卵大変だったぜ。疲れたからしばらくの間バチでも食うか。
今回は初心者でも簡単にシーバス(スズキ)が釣れてしまう、春のバチ抜けパターンについて解説していきます。
バチとは?
まず、「バチ」とはなんでしょうか。バチというのはゴカイのことです。ゴカイは釣り餌として有名ですが、海に生息するミミズのような非常にグロテスクな虫です。
こんなやつ↓
こいつにも色々と細かく種類があるのですが、総称して「バチ」と呼びます。
気持ち悪いなあ相変わらず。
美味そうだな相変わらず(゚д゚)!
バチ抜けとは?
そして、「バチ抜け」とはなんでしょうか。
通常バチは海の砂地の中に生息しています。バチは春ごろになると、産卵のために砂地から抜け出して、海面に浮かび上がってきます。この現象を「バチ抜け」といいます。
バチ抜けパターンとは?
そして「バチ抜けパターン」とはなんでしょうか。
これはシーバス(スズキ)の習性も絡んでくるのです。
春先はシーバスの産卵後の時期
シーバスは冬に産卵します。そして、春先は産卵後になります。産卵後のシーバスは痩せ細っていて体力がなく、ベイトフィッシュ(小魚)を捕まえることができません。
しかしその時期にちょうどバチが産卵期を迎え海面にわざわざ浮かんできてくれます。バチは移動速度も速くないので、体力のないシーバスでも簡単に捕食することができます。
ありがてえよ。バチのおかげで今があるよ。ほんとに。
バチ抜けパターンで使用するルアー
バチ抜けパターンの時に使用するルアーは以下のようなシンキングペンシルというルアーになります。
Jackson にょろにょろ
ジャクソンのにょろにょろはバチ抜けパターン時に使用する代表的なルアーの一つです。この見た目からもわかる通り、バチに似て細長く、そして表層を漂わせることができます。
こいつもなかなか美味そうだな(;''∀'')
私が一番オススメするのはこのルアーです。
ガイア エリア10
ガイアのエリア10というルアーです。見た目こそバチとは違うものの非常に軽い素材でできているため、超表層をふわふわと漂わせて巻いてくることができます。そのふわふわ感と、ルアーを引いてくる際に発生する引き波の感じがバチによく似ていて、他のルアーでは再現できないアクションを生み出してくれます。
ぶっちゃけエリア10だけあればなんとかなるよね( *´艸`)
バチ抜けパターンには穂先の柔らかい竿がオススメ
バチ抜けパターンにはソリッドディップとか言われる、穂先の柔らかい竿をオススメします。なぜならばこの時期のシーバスは前述した通り体力がないので、バチを吸い込むように捕食します。追いかけて食らいつくというイメージではありません。
穂先の固い竿だとシーバスの吸い込む力では口に入れることができず、フッキングが甘くなり、バラしてしまうか最悪フッキングしません。
そんなわけでこの竿とか非常にオススメです。
春先のシーバスのためだけに数万円もするような高い竿を買う必要は全くないので、安ければ安いだけいいです。ちなみに私はというと、2000円くらいの中古のシーバスロッド(そんなに穂先柔らかくない)を使ってバチ抜けパターンでシーバスを釣っています。ただ、やっぱり竿の固さがいけないのか、よくバラします。
竿のせいじゃねえよ。お前の腕がないだけだ。
まあでも上記のメジャークラフトの竿1万円もしないですし、柔らかい竿のほうが釣れる確率が上がるのは間違いないですので、買えるなら買ったほうが良いです。
バチ抜けパターンが成立するのはどういう場所?
バチ抜けパターンが成立するのは砂地の河口です。バチは砂地に生息するので、砂地は絶対条件で、河口のほうがシーバスはいるので、釣れます。
さらにいうと私の感覚ではあまり綺麗すぎる海ではバチ抜けパターンは成り立たないように思います。東京湾とか名古屋港とかそういうヘドロチックなところのほうがバチ抜けパターンでよく釣果が上がっていると思います。
なぜバチ抜けパターンが初心者にオススメなのか?
タイトルにもあるようにこれからシーバス釣りを始めようとしている人はこのバチ抜けパターンでシーバスが釣れる時期に始めることをオススメします。理由は単純明快で「簡単だから」です。基本的にはルアーを表層でゆっくりと巻いてくるだけでよく、それ以上でもそれ以下でもありません。ただただ何も考えず一回転3~5秒ぐらいのスピードでルアーを巻いてくるだけです。それだけで釣れます。
バチ抜けパターン以外の時期だと、天候や海の濁りに合わせたルアーのカラー選択だったり、細かなロッドアクションを要求されたりと、正直私もよくわからないぐらい必要な知識が膨大でまず初心者の方は一人で釣ることは難しいです。
とにかく無心でエリア10レッドヘッドパールを投げて巻いてくるだけ。これを繰り返してみてください。必ず釣れるでしょう。
こんな感じで。私が昨年バチ抜けパターンで釣った65㎝のシーバスです。
まとめ
春先に海底から抜けてくるバチを狙っているシーバスを狙う釣り。バチ抜けパターンについて今回は解説しました。今2月中旬ですが、まさしくこの時期から大体5月ごろまではこのパターンで釣れます。これからシーバス釣りを始めてみたい方、始めるなら今ですよ!!!